カスタマイズすることによって様々な太陽暦に対応できる汎用太陽暦です。
汎用太陽暦 季節と週
表示及び入力の暦法指定 F~J は 汎用太陽暦の 0番 ~ 4番に割り当てられて おり、フランス共和暦、グレゴリオ暦、イスラム暦、ユリウス暦は汎用太陽暦 のアルゴリズムによって計算されます(イスラム暦は太陰暦ですが、全く同じ アルゴリズムで計算可能のため、便宜上以下の説明では汎用太陽暦に属するも のとします。本説明書に限定した名称とお考えください)。
汎用太陽暦の 5番は、1日の長さが24時間でない暦法のための特殊用途のもので、 通常は使用できません(インド太陰太陽暦の項と g1.rsc をご覧ください)。
カスタマイズの方法については取扱説明書 5章で説明します。
V2.07 以後では、本機能が拡張され太陰太陽暦も扱えるようになりました。
カスタマイズデータ gene0~gene4 の「閏年と平年の日数差」の項目が0以下 の時に特殊な動作を行います。
0: 太平天国暦日(不規則部分の補正あり) -1: 定気太陽暦(特定の日付の太陽黄経を固定する) -2: 太陰太陽暦(月の後半を16~30日と表記)、置閏周期が 0 ならタイ暦 -3: 太陰太陽暦(月の後半を-1~-15日と表記)、置閏周期が 0 ならタイ暦 -4: ユダヤ暦(Nisan月15日の曜日補正あり) -5: 同上(デフォルトのパラメータを使用) -6: チベットの時輪暦(体系派) -7: チベットの時輪暦(作用派)
ただし、ここでいう太陰太陽暦は、年初の朔を太陽及び月の平均黄経で求め、 1年の日数が決まると、その年の閏の有無及び位置、月の大小のパターンが決ま るような暦法に限定されます。また、タイ暦は専用のアルゴリズムを用いていま す。定気太陽暦は、太陽の視黄経が特定値(整数)になる日を暦面上で固定する ような暦法を指しています(フランス共和暦がこれに属する)。これに対して、 既存の太陽暦を平気太陽暦と書くことにします。なお時間帯及び日の境界の変更 は、ここでいう太陰太陽暦およびタイ暦には影響を与えませんが、定気太陽暦は 太陽の視黄経を計算に用いているため影響を受けます。
以下の暦法は、カスタマイズの如何に関わらず参照されますので、カスタマイズの 際には気をつけてください。
G:中国式太陰太陽暦、日本外国暦日および復活祭の計算でグレゴリオ暦と仮定される I:ジャワ暦の計算でイスラム暦と仮定される J:復活祭の計算でユリウス暦と仮定される